【スティーヴィー・ライヴ、曲 の秘密】
謎。
スティーヴィーのライヴも、ジェー ス・ブラウンのライヴ同様、事前のセットリスト(演奏曲目)がびしっと決まっているわけではない。最初の4曲程度は決めてあるの ろうが、それ以降は気分 。ある程度のラインはあるが、Aという曲の次が必ずB~Cと続くとは限らない。Aの次にDがくるかもしれないし、Fという曲が演奏されるかもしれない。それはそのとき、その瞬間のスティーヴィーの閃きで決まる。これができるのは本当に実力があるミュージシャンたち け 。
た し、いくつかの「セット」はある。例えば「アコースティック・ピアノ・バラード」のセットに入る曲は10曲以上候補がある。「レイトリー」「リボン」「センド・ワン・ユア・ラヴ」「オーヴァージョイド」「トゥ・シャイ・トゥ・セイ」「ユー・アンド・アイ」「ケット・ラヴ」「オーディナリー・ペイン」「ステイ・ゴールド」などなど。そのから4曲程度をその の気分で選ぶわけ 。
さて、スティーヴィーが曲のイントをやり始める曲なら、スティーヴィー主導でショーの流れが決まるのでわかる。 が、そうではない曲は一体どのようにしてショーが進むのか。
例えば、毎回ほぼ必ずわれる曲に人気の高い「ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ」がある。このイントはいい。スティーヴィーのーボードから始まるので、スティーヴィーがこの曲のイントをやり出したら、その瞬間バンドメンバーはついていけばいいの 。
しかし、この曲が終わったところが興味深い。いわゆるカットアウトで「ジャ~~ン」と派手にドラ 、その他の楽器が音を出して終わる。今回のさいたま初日はこの曲の次に、驚きの「チューズデイ・ハートブレイク」が演奏された。 が2日目は、「スーパースティション(迷信)」がきた。前回来日時には「イズント・シー・ラヴリー」がきたこともあった。「イズント・シー・ラヴリー」「チューズデイ」は、スティーヴィーのーボードから始まる。しかし、「スーパースティション」はあの重いドラ から始まるの 。「サンシャイン」の次の曲はどうやって決め、それをどのように指示しているの ろう、とずっと不思に思っていた。何か秘密のューでもあるのかと。ジェー ス・ブラウン ったら、指と手でミュージシャンにューを出すこともできる。スティーヴィーにもそれができるのか。
2日目が終わった後、楽屋にいくチャンスに恵まれたがそこで、バックコーラスのひとりース・ジョンらと話す機会があった。そのときに、いろいろな話になったの が、最近はみなイアーモニター(耳にいれるイアフォーン)をつけていて、スティーヴィーはそのイアーモニターを通じて、ースやその他のメンバーに指示を している、という。
ースは「僕の耳にはいつもスティーヴィーがいるん 」と言う。ースはスティーヴィーがステージに出てくるとき、ステージでーボードからピアノに変えるとき、あるいは、立ち上がって踊る時など、絶妙のタイミングでスティーヴィーのところに近寄り、手を添えていた。つまり、すべてスティーヴィーが外のスピーカーに出る音とは別のラインで、メンバーたちになんらかの指示を出しているというわけ 。それを聞いて、えらく納得した。なるほど、それなら、曲 は自由自在に変えられる、ということ 。そういえば、スティーヴィーが時々お尻のところにある箱をいじっていたようにも見えた。
つまり、ドラ から始まる「スーパースティション」の時は、次は「スーパースティション」と言ってドラマーに指示をし、ブラスセクションから始まる「サー・デューク」では「サー・デューク」と言ってトランペットとサックス奏者に準備をさせるの ろう。
しかし、もうひとつ今回疑問というか、感じたことがあった。これ けセットリストをめちゃくちゃに入れ替えていると、その日自分が何をやったか忘れたりしないの ろうか、ということ 。(笑)
以前は、「サー・デューク」~「アイ・ウィッシュ」~「サンシャイン」というセットが多く、これは完璧な流れ ったが、仮に「サンシャイン」を早い段階にやってしまって、後半の最後のほうで「アイ・ウィッシュ」の後に、また勢いで「サンシャイン」をやってしまったりすることはないの ろうか。まあ、そんな「やっちゃいました」なスティーヴィーも見てみたいもの が・・・。(笑) しかし、これ けやれる曲がふん んにあると、その組合せは天文的な数になる。
本日記には過去6回分(今回2回と前回4回分)のセットリストがある。じっくり見比べると、セットリストのの「セット」が浮かびあがってくる。そのあたりを見ていると実に飽きない。これからライヴをご覧になる方はそんなことを考えながら見てもおもしろいかもしれない。
(仙台、名古屋、大阪のライヴをご覧になる方、セットリストをよろしくお願いします(笑))
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