【ディーヴァ・グレイ・ショウ、嬉しい予感】
エピソード。
「ルーサーは、彼女の大ファンなのよ。で、私が彼女の曲のコーラスをいれるっていうので、(レコーディングの)スタジオに一緒についてきたの。で、何曲かやって、この曲をやるときに、彼女に小さな声でこう言ったの。『ってもいいですか(can I sing?)』。え、あのルーサーがよ! 誰がルーサーがバックグラウンドをやるっていうのを反対する人がいるっていうのよ。(笑) 彼女は、『シュアー(sure!もちろん)』って感じよ。ルーサーは、前にも言ったように、バックグラウンド・シンガーとして抜群のセンスをしてるの。本当にリードを引き立たせるコーラスを作るわ」 こう笑いながら思い出話を話すのは、ディーヴァ・グレイ。
1月9日のブルースアレーでの『ザ・グレイト・ディーヴァ・グレイ・ショウ』を間近に控え、2日目のリハーサルが終わって一緒にみんなで軽く食事をしている時の雑談の一こま 。ちょっと けネタばれになるが、このルーサーがファン というシンガーはナタリー・コール。そして、曲は「セイ・ユー・ラヴ・ミー」。元々D.Jジャースというシンガーが1976年にヒットさせた曲をナタリーが1999年のアルバ 『スノーフォール・オン・ザ・サハラ』でカヴァーしたもの。ディーヴァはこのアルバ 3曲でバックコーラスを担当しているが、この「セイ・ユー・ラヴ・ミー」 けにルーサーが入っている。
実は僕はこれにルーサーが入っているとは気がつかなかった。そこで改めてCDを聴いてみた。確かにじっくり聴くと、いるいる、ルーサー・ヴァンドス。3分半すぎあたりからの厚いコーラスのに。ここには他にビン・クラーク、カーティス・ング、ヴァニース・トーマス、フォンジ・ソーントン、そして、ジェー ス・Dトレイン・ウィリア スまで入っている。
「ナタリーは、私が一緒に仕事をしたでももっともスイートな一人 ったわ。逆に最悪 ったのは・・・」と話はどんどんとエスカレートする。ケイリブやサックスのゲイリー・スコットも、耳を傾ける。「へええっ」というような話がぽんぽんと出てきて、なんとなく、ディーヴァのショー、彼女がけっこう曲のエピソードなどを話すのではないかという嬉しい予感がしてきた。
シックの曲では、ガッツのナイル・ジャースばりのギターに え、クリフォードのベースが今は亡きバーナード・エドワーズを思わせる。
そうそう、今回も前回大好評 った感動の「バイ・ミー・ア・ーズ」をいます。今回はフルバンドでやります。よろしければ、また、薔薇一輪をお持ちく さい。
関連記事
July 03, 2006
“Soul Searchin’ : The Session Vol.1” (Part 2): Full Of Roses In Her Arms
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200607/2006_07_03.html(ディーヴァ・グレイの『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でのパフォーマンス。腕一杯の薔薇)
June 30, 2006
Soul Searchin: The Session Vol.1 Coming Up On Saturday: Buy Her A Rose
http://blog.soulsearchin.com/archives/2006_06_30.html(「バイ・ミー・ア・ーズ」の訳詞)
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