【ジョニー・ギル~56分間のエティック・ソウル】
汗。
いきなりエネルギー全開。弾ける、跳る、腰振りまくる。熱血ソウルマン、ジョニー・ギルのブルーノート初登 公演。初来日は1991年9月渋谷公会 、その後何度か来て、東京の直近ライヴでは2003年8月のニュー・エディションの一員として。1966年5月22日ワシントンDC生まれということで、現在ちょうど40。油のってる。
ちょっと驚くのがバンドが3人ということ。ドラ ス、ーボード、ベース けという編成で、ベース奏者は少しーボードもやる。というわけで、ギターもいなければ、コーラスもいないという省エネ、経済的バンド 。しかし、ギターの音も、女性コーラスの音もしっかり出てくるので、ちょっとびっくり。こういうのがあると、すわジョニーも口パクかと思ってしまうが、さすがにそんなことはないようで。(当たり前か) まあ、別にバンド演奏を聴きに行くのではなく、ジョニーの声を聴きにきたので、いいん が。『日本からオファーがあったから、ちょっと軽くバンド組んで出稼ぎにいくか』っていうところか。リアルなコーラス、ギター、そして、できればブラスセクションも欲しいかもしれない。
さて、やはりそんなお気楽ライヴのなかでも圧巻はスー。「レッツ・ゲット・ザ・ ード・ライト」でかなり雰囲気を作り、さらに1曲はさんでバラード・メドレーに突入した。「何人もの友人がこのところ亡くなっている。僕は、そのレガシーを残していきたい。その彼は、きっと今日、上のほう(天国)で聞いているにちがいない」 こんなことをジョニーが言いながら、なんとルーサー・ヴァンドス・メドレーをい始めた。
「アンティル・・・」のイントから「スーパースター」へ。CDと同じ流れ 。途、「ママママママ~~、ウゥ~~~~~、あ~~」などを挟み込み、さらにルーサー大得意の低いところから高いところまで一気に駆け上がる「ウォウォウォウォ~~」も披露。ジョニー・ギルがシーンに登 した 、ルーサー・フォワーとして注目された けのことはある。さすがに、声質、唱などルーサーを彷彿とさせるものがある。まさか、ジョニー・ギルので「ルーサー・メドレー」が聴けるとは思わなかったので、ひじょうに嬉しかった。
そして、ショーが始まってま 37分のところで早くも「マイ・マイ・マイ」が。ちょっと早くないか、と思いつつ、CDではゆったりしたバラードをここでは思い切り、熱くいこむ。スーなのに、グルーヴがあり、のり抜群の曲に仕上がっていく。彼の声が低音から発せられる時、まさにスピーカーはハウリングを起こしそうなほど 。それ け厚みがあるということか。これほど肉厚のあるジューシーな「マイ・マイ・マイ」はない。こってり、油っこい。すでにシャツ けでなく、ジャケットの背も汗でぬれている。そして、大ヒットでアップテンポの「ラブ・ユー・ザ・ライト・ウェイ」を10分以上い、22時26分終了、アンコールなし。56分、ちょっとすぎ。(笑) 曲すくない。
やはり圧巻はルーサーメドレーに尽きる。しかし、なぜジェラルド・リヴァートへのトリビュートはないのか。クリスマス・ソングは? デュエット曲はコーラスがいないから出来ないのか。ステーシー・ラティソウとのデュエット曲やシャニースとのデュエットなど。
それにしても、「マイ・マイ・マイ」やルーサー・メドレーなどのスー系でのジョニーのエ度の全開ぶりはお見事。この暑苦しくもあり、エティックでセンシュアルなヴォーカルは他の追従を許さない。た し、バンドはかなりラフ、ライヴはい、アップテンポでのはかなり荒っぽいのでそのあたり最初に心しておいたほうがいいかもしれない。
いや、「ママママママ~~」と「ウォオウォウォウォウォ~~~」と「高音でううううっ~~~~」とう けで金が取れるシンガーというのはすごい。
ところで、このジョニー・ギルを一緒に黒沢さんと見たの が、同じ会 に松尾潔さんが山下達郎さんと来ていた。ということで、ライヴ後に 所を変えて飲むことになった。その話はまた後日。
Setlist: Johnny Gill @ Blue Note, 12/20/2006
セットリスト ジョニー・ギル
show started 21:30
01. Fairweather Friend (1990) including a riff of Caught Up
02. Slow & Sexy (Shaba Ranks – 1992)
03. Let’s Get The Mood Right (1996)
04. There U Go (From Soundtrack “Boomerang” – 1992)
05. Luther Vandross Tribute: (Medley)
a) Until You Come Back To Me
b) Superstar
c) A House Is Not A Home
d) Never Too Much
06. My, My, My (1990)
07. Rub You The Right Way (1990)
show ended 22:26
(2006年12月20日水曜、東京ブルーノート=ジョニー・ギル・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Gill, Johnny
2006-231
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