【 画『ドリー ガールズ』~1981年に生まれて】
夢。
1981年12月ブードウェイで公開され大ヒットしたミュージカル『ドリー ガールズ』。主演のジェニファー・ホリデイは、挿入の「アンド・アイ ・テリン・ユー・・・」の大ヒットで一躍ヒットチャートでも人気となった。その『ドリー ガールズ』が登 から四半世紀を経て、 画化された。日本でもこの 画ヴァージョンが2007年2月に公開される。その試写を見た。
『ドリー ガールズ』は、手としての成功を夢見る3人の若い女性シンガーのグループ、ドリーメッツと彼女たちを取り巻く人たちの物語 。舞台は1962年のデトイト。ドリーメッツの当初のリードはが抜群にうまいエフィー(ジェニファー・ハドソン)、しかし、敏腕プデューサーのカーティス・テイラー(ジェイミー・フォックス)が彼女たちの売り出しにかかり、リードをよりルックスのいいディーナ・ジョーンズ(ビヨンセ・ノウルズ)に変えた。もうひとりのーレル・ビンソン(アニカ・ノニ・ーズ)は、しばらく前まで人気絶 った男性R&Bシンガー、ジェー ス・アーリー(エディー・マーフィー)と付き合い始める。
リードの座を降ろされたエフィーとグループ、プデューサーの確執、また、落ちぶれ始めたジェー ス・アーリーと彼を育てた古 のプデューサー、マーティー・マディソン(ダニー・グーヴァー)との確執、ヒット曲を生み出すための泥仕合や様々な人間模様が描かれる。
この 画からは、黒人が作り黒人がった作品は、なかなか白人に受け入れられず、白人がカヴァーするとすぐにヒットするというアメリカ音楽界の厳しい現実が明らかにされる。
音楽的なハイライトは、エフィーがう「アンド・アイ ・テリング・ユー・アイ ・ノット・ゴーイング」と「アイ ・チェンジン」、そして、ビヨンセがう「ハード・トゥ・セイ・グッドバイ」。前2曲はオリジナル・ミュージカルでは、ジェニファー・ホリデイがい大喝采を浴びたシーン 。さすがにストーリーの流れとともに、完璧な作品である。音楽的主役は、エフィーがもっていきそうな勢い 。
ある程度、アメリカのソウル・ミュージックやR&Bが好きで、そうした音楽界のことなどを基礎知として持っていると、とてもエンジョイできる 画ではない ろうか。よってそんな界の流れを事前に知らせておくのがいいのかもしれない。音楽好き、ソウル好き、ミュージカル好きの人たちはすぐに食いつける ろうが、音楽に興味のない人は厳しいかも。
ストーリーとしては、いろいろな物語があり、特にカーティス(ジェイミー・フォックス)の強引とも言えるやり方がひじょうにおもしろかった。同時に演技としては、老練マネジャー役のダニー・グーヴァーがいい味を している。
なお、日本では1986年伊勢丹創100年記念のイヴェントで、『ドリー ガールズ』のアメリカ版ミュージカルが新宿厚生年金ホールで公演された。
もうひとつ特すべきは、このミュージカルが誕生した1981年という年はビヨンセがこの世に生まれた年でもある。ビヨンセが生まれた年に誕生したミュージカルをその25年後に、ビヨンセが演じるという史も大きな話題といっていい。
(この『ドリー ガールズ』の 、続く)
画『ドリー ガールズ』、2007年2月17日日劇などで公開予定。
画『ドリー ガールズ』公式ページ(英語)
http://www.dreamgirlsmovie.com/
画『ドリー ガールズ』公式ページ(日本語)
http://www.dreamgirls-movie.jp
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