【ハービー・ハンコック・ライヴ~肉体とを刺激】
刺激。
ハービー・ハンコックのライヴ。さすがに、ヴェテラン けに、仕切りも余裕というか貫禄。ドラ ス、ギター、ベースにハービーという4人編成。これにゲスト的に日本の三味線奏者、上妻宏光が入る。以前「三味線はグルーヴできるか」というテーマで書いたことがあったが、このライヴを見てまた同じことを考えていた。(そのあたりは過去記事へ)
今回驚いたのがギター奏者、リオネル・ルエケ。パリ、LAと渡りき、その音楽はハービーの言うところの「国際スープ」。ごった煮のスープのよう。彼 けのソで15分程度のアドリブ曲を聴かせたが、これがなかなか聴き物 った。ギターにあわせてスャットなどをするの が、これにハーモナイザーでも被せているのか、声がハーモニーを伴って聴こえる。おもしろい。ハービーは、「彼のこれからのパフォーマンスは、たった一度きり、今しかないものです。つまり、(時計を見ながら)8時18分、12月7日、2006年、新宿文化ホールでのパフォーマンスです」と紹介した。こういうのは、ブルーノートあたりでじっくりそばで見てみたい。
ハービーは通常のエレピアノ、アコースティックのグランドピアノ、そして、手持ちのーボードとありとあらゆるものを演奏する。
また、ベースのネイサン・ワッツ、ギターのリオネルなどとも、途ところどころでインタープレイ(バトルのような交互に演奏する)も見せる。ネイサンは、ヴォーカル曲2曲で喉を披露。彼自身が参 するフォー・プレイでもうたうがなかなかいい声の持ち主。
さらに、この日はエリック・クラプトンのバックコーラスを担当しているミッシェルとシャンが飛び入りで参 。「ワン・ラヴ・カ ・トゥ・タウン」をった。
ミュージシャンとしてのレベルが彼らは高い けに、仮に曲が長くなってもそのパフォーマンスを緊張感を持って見られる。(確かにこれも1曲が長いことは長いが・・・。(笑))
アンコールで演奏された大ヒット「カメレオン」は、当初はオリジナルっぽく、さらにパート2でアコースティック的に、そしてパート3ではよりファンーにして18分にも及ん 。
「カメレオン」の前半などは、まさに腰に来て、観客を踊らせるグルーヴ。続いて、 脳を刺激するクールなパフォーマンス、そして、最後はまた身体を揺さぶる。ハービー・ハンコックは身体と を、知性と肉体を両方刺激してくれる。
過去関連記事
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2004/04/21 (Wed)
The Tugaru Live: Can Shamisen Make Groove?
三味線はグルーヴを生めるか?
https://www.soulsearchin.com//entertainment/music/live/diary20040421.html
最新作『ポシビリティーズ』
Warner (2005/08/30)
売り上げランング: 9096
質が高い!
ハービーは迷っているのでは・・・
東京JAZZの興奮がよみがえる
メンバー
Herbie Hancock(Piano & Keyboards)、Lionel Loueke(Guitar)、Nathan East(Bass)、Vinnie Colaiuta(Drums)、上妻宏光(津軽三味線)
飛び入り Michelle John – vocal, Sharron White – vocal
司会ルーシー・ケント
Setlist : Herbie Hancock (incomplete) December 7, 2007
show started 19:29
01. (Instrumental)
02. Watermelon Man (+Agatsuma)
03. Stitched Up (Nathan on vocal)
04. “International Soup”–Improvisation at 8:18 pm on December 7, 2007 at Shinjuku Bunka Center (Lionel solo)
05. (Accoustic piano solo)
06. I Just Called To Say I Love You (Nathan on vocal)
07. One Love Comes To Town (+Sharon and Michelle)
08. Canteloop Island (+Agatsuma)
Enc. Chameleon Part 1, 2, 3
live ended 21:32
show ended 21.37
(2006年12月7日木曜、新宿文化センター=ハービー・ハンコック・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Hancock, Herbie
2006-225