【ミュージカル『レント』】
ック。
1996年にニューヨーク、オフブードウェイで始まったミュージカル『レント』は、すぐにブードウェイに昇 し、ずっとングヒットを続けた。1998年、1999年に日本人ャストによるヴァージョンが行われ、その後、2000年夏、2004年2月アメリカ人ャストの来日によるヴァージョンが行われている。(他に2002年ガラ・コンサート、2005年に『レント』の派生プジェクト『チック・チック・ブーン』なども行われている) また、2005年に 画化され、2006年日本でも公開され、さらにDVDも発売された。そして、今回はおよそ2年ぶりのニューヨーク・ャストによるヴァージョン。
昔の『ラ・ボエー 』を現代版に置き変えたミュージカルで、舞台はニューヨークのイーストヴィレッジ。とある安アパートに住むミュージシャン志望、 像作家志望らを軸にした人間模様を描くック・ミュージカル 。彼らの友人たちの内、半数ほどがHIV(エイズ)に感染していて、明日の希望がない。
しかし、どんな貧乏のどん底にいても、自分の夢をあきらめずに追い続けようというひじょうにポジティヴなメッセージや、通常のミュージカルではかからないようなック音楽をふん んに使いブードウェイで大ブレイク、トニー賞などを多数獲得した。
さて、僕個人としては、どうもミュージカルが苦手 ということを再確認した。(笑) しかも前回『レント』を見たのが1998年の1度目の日本人ヴァージョンということで、かなり印象が悪かったことを記憶している。今回は本 から来ているので、には印象に残るパフォーマンスもあった。コリンズ役(スコッティー・マクーリン)のがよかった。
・・・と書いて、どうも僕はミュージカルの見方がそもそも違っているかもしれないと思った。どうしても、各個人のとか演技を見てしまい、ストーリーや全体的な俯瞰したものを見落としがちなの 。そのシンガーやパフォーマーのなどに感銘を受けないと集が切れる。また、アメリカのミュージカル と横の幕を追ってしまう。そうすると、一体誰がをっているのかわからなくなる。(笑) ワイアレスマイクで演じるので、声がすべて同じところ(スピーカー)から出てくるので、複数のシンガーが交互にったりすると誰がっているかがわかりにくい。生声 と、その声の方向で誰がっているか、ほぼ察しがつくの が。そこで、ストーリーやャラクターに感情移入できなくなる、という悪循環が生まれるわけ 。今回はストーリーとかも、けっこう予習したのになあ・・・。(苦笑)
そして、このミュージカルはック・ミュージカルなので、どうしても音楽が僕にはなじめない。そこで、思いついた。これを全部黒人のャストで、もっとソウルフルな音楽ばかりでリメイクしたらどう ろうか。ファンーにソウルフルにやってもらうの 。白人が黒人のものをパクる例はいくらでもあるが、黒人が白人のアイデアをパクるのはあんまりないので、どう ろうか。タイトルは『ソウル・レント』とか『レント・ブラックヴァージョン』とか。
レント、オフィシャルサイト
http://www.rent2006.com/#cast
(2006年11月22日水曜、新宿厚生年金会館=ミュージカル『レント』)
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2006-215