We Want More Moore, Not Some Moore

(ネタばれになります。これからご覧になる方はご注意く さい)
【もっと ーアを】
サヴァイヴァー。
伝説のソウルマン、サ ・ ーア、東京に参上。サ の来日は1969年、1970年、そして、1980年(ひょっとして1981年)以来、4回目。もちろん、サ のソ­としては初。御年71­、果たしてどこまで­えるのか。どこまで踊れるのか。伝説のソウル・サヴァイヴァーの今日の姿はいかに。興味は尽きない。しかし、結論から言えば、これはなかなかのソウル・ショウ った。
いやあ、声も良く出ていた。こんなに出るとは思わなかった。おおまかに分けると、サ &デイヴ時代のヒット、新作『オーヴァーナイト・センセーショナル』からの曲、間で女性シンガーが2曲、サ &デイヴ時代のヒット、という流れ。オープニング3曲はバンド演奏で、本人はでてこない。3曲目のインスト「ホールド・オン・アイ ・カミン」の途­からサ 、おもむろに登 。いきなり観客が立ち上がる。
これが終わり始まった曲のイント­は、エディー・フ­イドで大ヒットした「ノック・オン・ウッド」。声を出すと、あの独特の甲高い声がよく出ている。バンドは、ドラ ス、ギター、ベース、­ーボード、パーカッション、管楽器4人、女性コーラス2人の計11人。個々のメンバーの技量がどうということではなく、でてくる音が、ソウルバンドでいい感じ 。
数は多くないが、熱狂的なサ ・ファンが見受けられた。ブルース・ブラザースそっくりの黒スーツに黒サングラスの2人組み。また音楽関係者もこの日は多数いた。おもしろかったのは、コール&レスポンスで「ブレイ ・イット・オン・ザ・レイン」を観客に­わせたとき。その­の男性客がゴスペルでも­っているのか、けっこううまく、最後には「lord have mercy」などと­ったところ、サ に大受け。­に自信がある人はこの「ブレイ ・イット・オン・ザ・サン」のサビの部分を覚えて行きましょう。­わせてもらえます。(笑) 
新作からの「アイ・­ャント・スタンド・ザ・レイン」を終えると、サ は言った。「もう1曲、続けて雨の­を­おう。これは・・・」 音楽監督のベース奏者イヴァン・ボドリーが「新作からの1曲です」と助け舟。 「新作かい? そうか、知らなかった。まあ、とにかく­うよ(笑)」 新作から4曲を­い終えて、サ は小休­。ここまで約42分のオンステージ った。
2曲はエレーン(黒髪の女性)がエタ・ジェー スの「テル・ママ」を、もうひとりの­ャ­ウェイ(金髪の女性)1曲「クレイジー」を­う。その「クレイジー」の後半からサ がバックコーラスとして入ってきた。
「ソウル・シスター」「アイ・­ャント・ターン・ユー・ルーズ」などの往年のヒットはさすがに­いなれている けに、サ 節が­にも、それほど激しくは踊らないが、ちょっとした仕草にも、でてくる。
泣けるのが、サ &デイヴとしての究極の悲しみのバラード「ホエン・サ シングス・­ング・ウィズ・マイ・ベイビー(邦題、僕のベイビーに何か)」。バンド演奏も押さえ気味で、淡々とサ が­う。やはり、傍らにデイヴがいて欲しいと思うが、ここは、サ の­声 けでもよしとしよう。サ は時に、マイクから離れて、­う。会 の視線がサ 一点に集­する瞬間 。
最後、奥さんでマネージャーのジョイスが、サ に白のガウンを被せた。さすがにジェー ス・ブラウンのように、振りほどきはしなかったが(笑)・・・。
そして最後、新作に収録され、ビリー・プレストンがオルガンで入っている「ユー・アー・ソー・ビューティフル」が­われた。­い終えたサ が最後に小さな声で一言 け言った。\”Goodnight Billy”(おやすみ、ビリー(・プレストン)。これまた、ぐっときた。観客が立ち上がり、スタンディングオヴェーションの­、サ はステージを降りた。ソウル・サヴァイヴァー、まさに生き延びてきたその­史を垣間見た。
ライヴが終わってしばらくしてから、彼はサイン会のために出てきた。もっとサ ・ ーアを見たい、そして、聴きたい。よくここまでサヴァイヴ(生き延びた)してくれた、と感謝したい。
 過去関連記事
October 21, 2006
Sam Moore Suddenly Will Coming To Japan
http://blog.soulsearchin.com/archives/001341.html
August 23, 2006
Sam Moore’s First Solo Album In 34 Years
サ ・ ーアの新作について
http://blog.soulsearchin.com/archives/001216.html

オーバーナイト・センセーショナル
サ ・ ーア サ ・ ーア・フィーチャリング・ワイノナ ベッカ・ブラ レット ビー・ビー・ワイナンズ ビリー・プレストン サ ・ ーア・フィーチャリング・ブルース・スプリングスティーン サ ・ ーア・フィーチャリング・ファンティジア サ ・ ーア・フィーチャリング・ジョン・ボン・ジョヴィ サ ・ ーア・フィーチャリング・スティーヴ・ウィンウッド サ ・ ーア・フィーチャリング・スティング
ワーナーミュージック・ジャパン (2006/09/13)
売り上げラン­ング: 4100

2004/02/17 (Tue)
Only The Strong Survive: The Soul Movie
 画『オンリー・ザ・スト­ング・サヴァイヴ』内容紹介と 画評。
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040217.html
2004/06/24 (Thu)
Talk About “Only The Strong Survive” At Relocated Soul Bar Sugar Hill
同 画日本での公開決まる。
https://www.soulsearchin.com//entertainment/soulbars/diary20040624.html
2004/11/07 (Sun)
“Only The Strong Survive”: Some Questions & Answers
イヴェントでの質疑応­。
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200411/diary20041107.html
July 18, 2006
Two Interesting Compilation Album Has Released: “Atlantic Unearthed: Soul Brothers” & “Atlantic Unearthed: Soul Sisters”
サ &デイヴ時代の曲を含むアルバ 
http://blog.soulsearchin.com/archives/001146.html
 公演は金曜まで。
2006年11月13日(月)~11月17日(金)
【 SAM MOORE(vo) – Premium Soul Legend Nights – 】
サ ・ ーア ~プレミア ・ソウル・レジェンド・ナイツ~

ミュージック・チャージ:¥13,650(税込)
ライヴ:午後8:00(本公演は、1日1ショウのみ)
http://www.bluenote.co.jp/art/20061113.html
 Setlist @ Bluenote Tokyo, 11/14/2006
Sam Moore サ ・ ーア・セットリスト
original artist with year hit in the ( )
show started 20:07
01. Soul Finger (Instrumental) (Bar Kays – 1967)
02. Peter Gunn (Instrumental) (Henry Mancini – 1959, From “Blues Brothers”-1980)
03. Hold On, I’m Coming (Instrumental) (Sam & Dave – 1966)
——Sam on the stage
04. Knock On Wood (Eddie Floyd – 1966)
05. Soul Sister, Brown Sugar (Sam & Dave – 1969)
06. Come On, Come Over (Jaco Pastorius with Sam & Dave – 1976)
07. Rainy Night In Georgia (Brook Benton – 1970) (Sam Moore & Conway Twitty – 1994)
——From Sam Moore’s New Album “Overnight Sensational”
08. None Of Us Are Free (2006) (Ray Charles – 1993, Lynyrd Skynyrd – 1997)
09. I Can’t Stand The Rain (2006) (Ann Peebles -1973, Tina Turner – 1984)
10. Blame It On The Rain (2006) (Milli Vanilli – 1989)
11. Ain’t No Love (2006) (Paul Carrack – 2003)
——Featuring female singers
12. Tell Mama (Elaine Caswell) (Etta James – 1967)
13. Crazy (Calloway) (Gnarls Barkley – 2006)
——All The Classic Section
14. I Can’t Turn You Loose (Otis Redding – 1965)
15. When Something’s Wrong With My Baby (Sam & Dave – 1967)
16. I Thank You (Sam & Dave – 1968)
17. Medley: Soul Man (Sam & Dave – 1967) / Dance To The Music (Sly & Family Stone – 1968) / Mustang Sally (Wilson Pickett – 1967)
18. You Are So Beautiful (2006) (Joe Cocker, Billy Preston-1974)
show ended 21:44
(2006年11月14日火曜、東京ブルーノート=サ ・ ーア・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Moore, Sam
2006-210

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