【もうひとつのアヴェレージ・ホワイト・バンド】
東京一番。
プリンスも惚れたオランダ出身のサックス奏者、ャンディー・ダルファー。彼女もアメリカでブレイクしてからは、世界的知名度を獲得。日本にも何度もやってきて、今回のブルーノートは昨年5月以来。僕もそれより前のブルーノートや、赤坂ブリッツで見たが、ブリッツは97年9月のこと ったの ろうか。そんな昔か? 2000年 ったような気もしたが・・・。
最近は毎年のようにブルーノートにやってくる。「オランダでは乾いたパンと水しかでないけど、ここでは豪華な食事がでる」とブルーノートを思い切り持ち上げつつ、ファンクを熱奏。今回はベースが元プリンス・バンドのンダ・スミス。彼女は二ヶ月ほど前にシーラEたちとバンド、COEDの一員としてもやってきていた。2002年のプリンスツアーにも同行。
さて、全体的なサウンドは、また、もうひとつのアヴェレージ・ホワイト・バンド(平均的白人バンド)という感じ。ドラ ス、ギター、ーボード1台が白人で、ベースともう一台のーボードがブラック。ということで、基本的なサウンドは白い。
下記セットリストでぐっと盛り上がったのが、「ライフ・オブ・ザ・パーティー」。なんとプリンスが彼女のために書いてくれた作品 という。ャンディーは、ステージで「確信はないけど、これはプリンスが私のことを書いた曲 と思う」と言っていた。これは、なかなかのグルーヴでよかった。
ブラックのーボード、チャンスが2曲でったあたりは、ソウル色があった。また、アンコールでの「ギミ・サ ・モア」(JBズのカヴァー)あたりもアヴェレージ・ホワイト・バンド的なものを感じた。
ャンディーはちょっとしたトークがおもしろい。世界各地の都市の名前を して、「みんな め、でもここが一番、東京一番ファンク・シティー」とやる。おそらくそれぞれの土地で同じ事をやっているの ろうが、それでも言い方がおもしろいので受ける。そんな彼女はライヴ後、すぐに上でサイン会を始めた。
ライヴ後ンダとゆっくり話す機会があったが、彼女は新作ソアルバ を日本で12月にリリースするという。彼女の好きなベース奏者は、スタンリー・クラーク、ジャコ・パストリアス、そして、ラリー・グラハ そう 。プリンス・バンドのために、ミネアポリスに3年ほど住んでいたが、そこの寒さに閉口して、結局スに戻ってきた。「マイナス60度とかになるのよ。地元の人に言われたわ。そんなときは瞬きしちゃ めよって。その瞬間に凍っちゃうん って」
ンダからの情 。「ラリー・グラハ は今ミネアポリスに住んでいる。しかも、プリンスのうちのま隣。もしプリンスがツアーにでるときは、オープニングアクトでもやるのでは?」 「ミネアポリスのパープルの家の跡地は今は、更地になっている」 「ャンディーとのライヴはとてもやりやすい。特にリハーサルをしなくても大丈夫。彼女にはCDを渡され、私はホー ワークをしっかりしていけば、OK。私は楽はめるけど、自分で自分用には特殊な方法でメモ書きのようなものを書いて覚えている」「今度のベースマガジンの表紙になるの。インタヴューされたわ」
BMG JAPAN (1998/06/03)
売り上げランング: 8,151
メンバー
Candy Dulfer (Sax, Vocal)
Thomas Bark (Keyboard)
Chance Howard (Keyboard, Vocal)
Uco Bed (Guitar)
Rhonda Smith (Bass)
Josh Dion (Drums)
Setlist (Candy Dulfer @ Bluenote, 2nd set, 10/17/2006)
show started 21:31
01. Candy
02. You Are The One
03. Finsbury Park
04. Summertime
05. Everytime
06. Life Of The Party
07. Brown Sugar (Chance on vocal) (D’Angelo)
08. No Diggity (Chance on vocal) (Blackstreet)
09. Sax A-Go-Go
10. Pick Up The Pieces (Average White Band)
Enc. Gimme Some More (JB’s)
Enc. Let It Go
show ended 23:04
(2006年10月17日火曜、東京ブルーノート=ャンディー・ダルファー・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Dulfer, Candy
2006-192