【GA片手に楽しむ和田昌哉ライヴ(パート1)】
GA。
プロデューサーで、7月の『ソウル・サーチン・ザ・セッション』でもトークゲストとして出演していただく松尾潔氏プロデュースの新人シンガー、和田昌哉さんのライヴを横浜モーションブルーで見る。というのも、なんと彼がセカンド・シングル「ファインド・ア・ウェイ」(2005年9月発売)の3曲目で、ルーサーの「ア・ハウス・イズ・ノット・ア・ホーム」をカヴァーしているので、松尾さんとともに行ってみた。
松尾さんと和田さんは、もう10年近く前、ミーシャのプロジェクトをてがけている時からの知り合いだという。曲を書いたり、英語が堪能ということで、ロンドンでのレコーディングなどを一緒にしていたそうだ。
本人も、ソウル系の作品は好きなようで、セットリストにスティーヴィー・ワンダーの「スーパースティション」、モニカの「ビフォー・ユー・ウォーク・アウト・オブ・マイ・ライフ」などが入っていた。しかし、残念ながらルーサーの曲は聴けなかった。
バックには、なんとこのところあちこちで遭遇するグループ、グルーヴラインのメンバー3人(ドラムス=ケイメイ、ギター=ワサビ、ベース=ソーシ)、さらにキーボードのポチ君などがついていた。和田さんもこのあたりのR&B、ニュークラシックソウル系をやる世代と横のつながりがあるようだ。編成は、ドラムス、ベース、ギター、キーボード、コーラス2人に和田さん本人。
基本的には甘い歌声のJポップシンガーという位置。1曲終えると、なにかを話してから、次の曲という形で、ライヴの本数をやっていないせいか、まだまだトークなどぎこちないところがあるものの、FM横浜でも番組を持っているということで、8割方席が埋まっていた。人気者だ。
僕は基本的にはお酒は飲まない。この日もいつものドリンク。「吉岡さん、また「G.A.」(ジー・エーと発音)ですか」と松尾さん。なにかといえば、ジンジャー・エールのこと。辛いのがあれば「G.A.dry」とか。普通ソウルマンたちが、「G.A.」というとジョージア州のことだが、ここ周辺(どこ周辺だ?)ではジンジャー・エールになりつつある。この命名は命名名人(早口言葉になりそう。3回続けてどうぞ)松尾さんである。
ライヴをG.A.で楽しむなり。
ライヴが終わり、松尾さんグループ(ソングライター、川口大輔さんら)とともに前々から行きたかったモーションから近くのソウルバー、「エッセンス」に行くことにする。
(パート2へ続く)
Setlist
show started 20:31
01. Interlude
02. They Say
03. Turn The Page
04. Superstition
05. Back To You
06. Before You Walk Out Of My Life
07. The Way U Make Me Feel
08. Find A Way
Enc. Hand In Hand
show ended 21:33
(2006年5月30日火曜、モーションブルー横浜=和田昌哉ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Wada, Masaya
2006-109
+++++