【吉祥寺・チャチャ・ハウスのハウス・バンド、ソウル・エキスプレス】
ハウスバンド。
吉祥寺にソウルのハウスバンドがはいったライヴハウスが出来た。この地でジャズ・クラブ「サムタイム」などを経営しているグループが今年の3月1日にオープンさせた「チャチャ・ハウス」がそれ。吉祥寺東急裏にある。基本的には、毎週火曜、木曜、土曜の三日間、このハウス・バンド、ソウル・エキスプレスが1日3回のステージを行っている。
このハウスバンドに、ソウル・ギタリスト、西山ハンコ屋さんが参加しているということで、さっそく行ってきた。このバンド、なかなかいいグルーヴで、次々とソウルヒットを歌い演奏してくれる。こんなバンドが毎日ソウルヒットをやってくれるというのはたまらない。セットリストをご覧いただければわかるように、70年代から比較的最近のヒットまでまんべんなくやっている。
今のところ、レパートリーは約30曲弱ということだが、メインのヴォーカルのウォーネルのほか、ベースのジェームス、そして、キーボードも弾くレディーヨーもソウルフルな歌声を聴かせる。レディーヨーは、『ソウル・サーチン・トーキング~ダニー・ハザウェイ』の回で、ケイリブに誘われ、飛び入りで「クローサー・アイ・ゲット・トゥ・ユー」を歌ったシンガーだ。
ソウル・バンドとしても、ハウスバンドとして、けっこうまとまりつつあるサウンドを聴かせる。ジェームスのベースなどかなりいい感じだ。バンドマスターは、ウォーネル。激しく動き、観客をあおり、徹底的にエンターテインする。
休憩の合間にメンバーと雑談したが、そんな中でルーサーの曲は何かレパートリーにあるかと尋ねたらメアリー・J・ブライジのヴァージョンで「ネヴァー・トゥ・マッチ」ができる、というのでリクエストした。う~ん、ベースとカッティング・ギターのコンビネーションは、なかなかのもの。これにレディーヨーとウォーネルのヴォーカルがからむ。
「チャチャ・ハウス」は以前はレストランだったところを改装した。地下にあって天井が高く中二階(バルコニー)がある作り。約80席。しかし、かなりゆったりした席の配置だ。「チャチャ・ハウス」という名前について、店長の宇根さんは、「70年代に、吉祥寺にうちのグループがやっていたチャチャ・ハウスというものすごく流行ったバーがあったんです。そこでかなりいろんな人が来ていておもしろかったんですが、ちょうどその頃遊んでいた大人たちにまた戻ってきてもらいたい、ということで、その名前をつけたんです」という。
ウォーネルがMCの合間に言った。「チャチャ・ハウス・イズ・ユア・ハウス! また来てください!」 土曜ともなると満員になって、ステージ前で踊る人もでるという。もっと近くにあれば、頻繁に行けるのに・・・。(笑)
■ソウル・エキスプレス・メンバー
ウォーネル・ジョーンズ Wornell Jones(リードヴォーカル、ベース)
西山ハンコ屋史翁 Nishiyama “Hankoya” Fumio(ギター)
レディーヨー Reddyo(ヴォーカル、キーボード)
ジェームス・ノーウッド James Norwood(ベース、ヴォーカル)
デニス・ブラッドフォード Dennis Bradford(ドラムス)
■チャチャハウス・ウエッブ
http://www15.ocn.ne.jp/~cha_cha/
チャチャハウス
東京都武蔵野市吉祥寺本町2-13-14 B1F
0422-20-6730
営業時間18:00~25:00
定休日なし
チャージ・火曜木曜土曜 1000円 その他2000円\n
Setlist ( ) indicate original artist , Wornell Jones sings lead vocal otherwise indicated)
1st set
show started 19:37
1. Feel Like Making Love (Roberta Flack)
2. Creepin’ (Stevie Wonder)
3. Come To Me (Bobby Caldwell) (James Norwood-vocal)
4. Diary (Alicia Keys) (Reddyo-vocal)
5. My Cherie Amour (Stevie Wonder)
6. Tears In Heaven (Eric Clapton)
show ended 20:17
2nd set
show started 21:02
1. Free (Deniece Williams)
2. Let’s Stay Together (Al Green) (Reddyo+Wornell-vocal)
3. We’re All In This Together (Al Jarreau)
4. U Know What’s Up (Donell Jones) (James Norwood-vocal)
5. You’ve Got A Friend (James Taylor, Carol King, Donny Hathaway) (Reddyo+Wornell-vocal)
6. Medley: Funky Stuff — Thank You — Play That Funky Music — Hollywood Swingin — Get Up Off That Thang
show ended 21:46
3rd set
show started 22:36
1. Never Too Much (Luther Vandross, Mary J Blige) (Reddyo+Wornell-vocal)
2. Papa Was A Rolling Stone (Temptations)
3. English Man In New York (Sting) (James Norwood-vocal)
4. Love Changes (Mother’s Finest, Kashif & Meli’sa Morgan) (Reddyo+Wornell-vocal)
5. Fill U Up (Earth Wind & Fire)
6. Strange Relation (Prince)
show ended 23:21
(2006年5月18日木曜、吉祥寺/チャチャハウス=ソウル・エキスプレス・ライヴ)\n
ENT>MUSIC>LIVE>Soul Express
2006-100\nENT>SOULBARS>Cha Cha House