【オーサカ・ソウル・ショウ】
下地。
オーサカからのソウル系のグループ3組のライヴ。オーサカ=モノレールの中田さんがかかわっているカリフラワーズ、ザ・タコさん、そして、オーサカ=モノレールがステージに現れた。オーサカ、カリフラワーズ、ザ・タコさんの順。場所は青山の月見る君想フ。
オーサカはしばらく前の日曜にライヴを見たばっかりで、基本的には前回と同じような選曲。この日はトランペットの川崎さんが、オーサカ最後の日ということが発表された。彼は今後自分自身の活動をしていくという。
ところで、オーサカのステージの途中で、なぜか、大きなベルの音が鳴り出した。なんと、なぜか火災報知機が鳴っていたのだ。だが、誰もまったく気にせず、オーサカのライヴに興じていた。途中で、消防署の人がかけつけ、まちがって火災報知機が押されたことを確認し、帰っていった。あとでわかったことだが、別のバンドメンバーが報知器を押してしまったそうだ。
2番目に登場のカリフラワーズは初めて見た。トロンボーン、サックス、ギターとヴォーカル、ドラムス、ベースの5人組。なかなかソウルフルなヴォーカルとステージを繰り広げた。途中、ニューオーリンズ風のビート(セカンドライン)で、客席にメンバーが降りて演奏をしているところなど、とてもよかった。
そして、3番目に登場がザ・タコさん。「ザ・タコさん」がアーティスト名。一足先に聞いていたCD『ナイスミドル』(2006年4月5日発売)がけっこう気に入っていたので、これも初めて見るライヴに期待していた。ドラムス、ギター、ベースのバックにヴォーカルという4人組。これが実に強力だった。炎をイラストで描いたつなぎのようなものに、顔全面スキー帽のようなマスク。登場は、MCがさんざん煽ってタコさんを招く。彼はダニー・レイ役ということになる。
それにしても、めちゃくちゃエンタテインメントになっていた。ドラムスもギターもベースも思い切りファンキーだった。そして、このヴォーカルの安藤が一度見たら忘れられないというほどの強烈な個性を放つ。ジェームス・ブラウンのファンク・マナーに、うまいこと日本語をのせる。オーサカがJBファンクの継承者なら、こちらは日本語でJBファンクを継承する、という感じだ。
しかも、冒頭と最後にブラウンばりのマント・ショーを見せる。特に強烈に印象に残ったのは、JBマナーの「便秘気味」。シャウトしつつ「ベンピ・ギミ!!」と繰り返す。これぞ、オーサカ・ファンクか。(笑) それにしても、オーサカ=モノレールにしろ、このザ・タコさんにしろ、カリフラワーズにしろ、関西という土壌は、昔ながらに、ブルーズ、ソウル、ファンクの下地があるんだなということを改めて感じた。
Setlist
■Osaka Monaurail
show started 19:01
00. Introduction
01. Ceora (Lee Morgan)
02. Introduction
03. Down & Out
04. Jam 1976
05. Give It Up Or Turnit A Loose
06. That’s My Desire
07. Get On The Good Foot
08. Spinning Off The Balance
09. Mother Popcorn
10. New New Type Thing
11. Groovy, Groovy, Groovy
12. Double-Up, Now
13. Whatever You Do
14. Finale
show ended 19.54
■カリフラワーズ
show started 20:14
show ended 20:52
(セットリスト未入手)
■ザ・タコさん
show started 21:04
01. Intro
02. ナイスミドルのテーマ
03. タコさん
04. ニガ笑いのマディ
05. バラ色の世界
06. 中之島公園、16時
07. 便秘気味
08. 犬洗い一匹百円
09. ダニエルさんはペンキ塗り
10. グッとくる
Enc (しがらみ~?)
show ended 22:01
(2006年5月10日水曜、青山・月見る君想フ=オーサカ=モノレール、カリフラワーズ、ザ・タコさん・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>Osaka Monaurail, Califlowers, The Tacosan
2006-94,95,96
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