【アン・ヴォーグ・ライヴ】
鎖。
これまた期待以上の出来だった。現在はトリオになっているガールズ・グループ、アン・ヴォーグのライヴ。アン・ヴォーグ自体は、今回が3度目の来日だという。
スプリームスがいて、スリー・ディグリーズがいて、ポインター・シスターズがいて、アン・ヴォーグがでた。
TLC、ディスティニーズ・チャイルドの前に、アン・ヴォーグがいた。
彼らのパフォーマンスは、まさに、ガールズ・グループの歴史の鎖を切らずに、過去、現在、未来を結ぶ線にこのアン・ヴォーグもいることを、堂々と証明していた。
オリジナル・メンバー、ちょっと小柄なテリー・エリス、金髪のマキシン・ジョーンズに3年ほど前から加入した背の高いローナ・ベネット(2001年にエピック/ダークチャイルドからアルバム『ローナ』を出したシンガー)の3人は、いずれもが、思い切り歌えるシンガーだ。そして、このトリオは、リードをバランスよく3人が取るので飽きない。
ニュー・ジャック・スウィングのガイの持ち歌で知られる「ピース・オブ・マイ・ラヴ」でのローナの迫力あるヴォーカルは、見事。かと思えばテリーから歌い始める「ドント・レット・ゴー」などは、テリーから3人へとコーラスを自由自在に操る。
バックはドラムス、キーボード、ベースの3人だが、実に固くしかも、思い切りグルーヴ感のあふれる演奏を聞かせる。ベースは、シーラE、フランク・マッコムなどで来ているレイモンドだった。
この日は、同郷のブレンダ・ヴォーンが客席にいた。テリーとマキシンは、ブレンダと旧知の仲。マキシンがステージで宣言した。「私が、今日、こうしてこのステージに立っていられるのも、そこにいるブレンダのおかげ。私が彼女のバック・コーラスをして、彼女が私に人前で歌える自信を与えてくれたの。みなさん、ブレンダ・ヴォーン! ステージに来て!」
ちょっと躊躇したブレンダだったが、手を引かれステージへ。「ピース・オブ・マイ・ラヴ」の中で、いきなりものすごい歌声を聴かせた。本当に、このブレンダは実力者だ。こうした本気で歌った時のブレンダは、すごい。彼女がマイクを握り、一声歌いだしただけで、またまたコットンの空気が変わった。おそらく、観客の誰も、ブレンダが何者か知らないだろう。ただ、ぱっとステージに上がって、ものすごくめちゃくちゃ歌がうまいシンガーだというくらいだ。だが、一気につかんだ感じだ。
さらにこの曲に続いては、「ディーヴァ・メドレー」。これは、いい。アン・ヴォーグのヒットを知らない人でも、誰でも楽しめる。いきなり観客も立ち上がり、盛り上がった。
歌もうまく、踊りもかっこいい。なんと言うガールズだろうか。(Whatta girl) ちょっとオールド・スクールだが、ガールズ・グループ好きなら必見だ。
■アン・ヴォーグ・ライヴ、3月5日(日)まで、毎日2ショウ。
コットン・クラブ
http://www.cottonclubjapan.co.jp/ccj/top.html
2.28.tue-3.5.sun
CHARGE : ¥ 8,925 (税込)
SHOWTIMES : 7:00 p.m. & 9:30 p.m.
※3/5 sun.のみSHOWTIMES : 5:00 p.m. & 8:00 p.m.
■アン・ヴォーグ・メンバー
Terry Ellis(vo), Maxine Jones(vo), Rhona Bennett(vo),
Reginald “Wizard” Jones(key), Raymond McXinley(b), Tony Royster(ds)
Setlist
show started 21:33
01. My Lovin’ (You’re Never Gonna Get It)
02. Lies
03. You Don’t Have To Worry]
04. Riddle
05. Ooh Boy
06. Piece Of My Love
07. Diva Medley: Best Of My Love
~I Heard It Through The Grapevine
~Respect
~Lady Marmalade
~Tell Me Something Good
~Square Biz
08. Whatta Man
09. Give It Up, Turn It Loose
10. Whatever
11. Don’t Let Go
12. Hold On
Enc. Free Your Mind
show ended 22:44
(2006年2月28日火曜、丸の内コットンクラブ=アン・ヴォーグ・ライヴ)
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2006-43
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