Washington's Own "Go Go Sound" Still Alive & Kicking

【ゴー・ゴー・サウンド】

延々。

その昔、ワシントンDCの一ローカル・ファンク音楽だった「ゴー・ゴー・ミュージック」というサウンドは、1986年頃、イギリスのレコード会社、クリサリスがこれに目をつけ、大々的に世界に売り出したことによって一躍一般的にその存在を知られるようになった。

「ゴー・ゴー・サウンド」とは、ドラムスの音が軽快な跳ねる音を作り、これにかなり重度なパーカッションが加わるファンキーなサウンドのこと。ワシントンDCで70年代から始まった。同地のライヴハウスなどでは、曲間に休みがなく、延々と2時間でも3時間でも同じビート、リズムが続くライヴが繰り広げられていた。

代表的アーティストは、チャック・ブラウン&ソウル・サーチャーズ、トラブル・ファンク、EUなど。

さて、そんな「ゴー・ゴー・サウンド」を演奏する日本人グループが集まったイヴェントが2006年2月19日(日曜)、渋谷のライヴハウス・プラグで行われた。参加バンドは、ゴー・スペシャル・ゴー・バンド、グルーヴ・プラネット、ヒッピー・トゥイスト、キミーの4組。

時間の関係で僕が到着したのは午後8時半すぎ。まもなく始まったのはゴー・スペシャル・ゴー・バンド。ジェイ&シルキーのシルキー藤野さんが、「25年以上前から作りたかったグループ」と言って結成したグループだ。シルキーさんが、なんとドラムを叩き、しかも、歌も歌うというバンドだ。ドラムス、ギター、ベース、キーボード、パーカッション、3管という布陣。

これは全曲メドレーということではなく、曲ごとにトークが入っていた。最初の1曲目の中には、アイズレー・ブラザースの「イッツ・ユア・シング」などが織り込まれていたが、ちょっとばかりドラムスのリズムがニューオーリンズ・ファンク風を思わせた。途中「ハーレム・ノクターン」「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」をゴー・ゴー・サウンドにして演奏。そして、「ゴー・ゴー・メドレー」では定番、「バスティン・ルーズ」が登場。

続いてグルーヴ・プラネットが登場。ドラムス、ギター2人、パーカッション2人、オルガン、キーボード。どちらのバンドもなかなかの大所帯だ。しかし、それにしても、こちらのグルーヴ・プラネットのほうは、延々とリズムをキープしつづけるタイプだ。どちらのグループも、ゴー・ゴー・サウンドで徹底的にやっている。1時間半くらいのノンストップは彼らにとっては、まったく問題ないようだ。

それにしても、ゴー・ゴーの曲は何度見てもわからない。どこで曲が変わったかも、それらの曲を知らないと何もかけない。それにしても、こんなにゴー・ゴー好きの人がまだ日本にもいることを知ってちょっとびっくりした。

Setlist (Go Special Go Band)
show started 20;41
01. Cissy Strut Medley: It’s Your Thing–
02. You
03. Cameosis
04. Go Go Swing Medley: It Don’t Mean A Thing
— Woody Woodpecker
—Harlem Nocturne
—My Funny Valentine
05. GO Go Medley:; Good To Go
—Bustin’ Loose
—Money
—Say What
show ended 21:36

Setlist (Groove Planet)

show started 21:54
01. Get Wild
02. Hercules
03. Brazillian Rhyme
04. Bustin’ Loose
05. Buns Funky Stuff
show ended 22.36

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2006-33 / 2006-34

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