【「ブラジリアン・ライムス」をカヴァー】
成長。
来年1月に来日するアース・ウインド&ファイアーの作品の中で、昔ひじょうに気に入った曲があった。アルバム『オール・ン・オール』に収録されていた「ブラジリアン・ライム」という小品だ。1分程度のもので、「パラパッパパパパ~」というメロディーが何度か繰り返されるだけのものだ。
一時期、自分が好きな曲ばかりを集めて作るカセットに必ず曲と曲の間とか、ど頭とかにこれをいれていたほどだ。で、この曲に目をつけたのは、ぼくだけではなかった。たとえば、テイク6。彼らが94年にだしたアルバム『ジョイン・ザ・バンド』で、これを「バディヤ(インタールード)」としてやはり1分程度のものを録音した。
また、今週来日していたベース奏者マーカス・ミラーの95年のアルバム『テイルズ』では、「ブラジリアン・ライム」のタイトルで、ヴォーカルにレイラ・ハザウェイを迎えてレコーディングしている。これは5分を越えるヴァージョン。大作だ。
もともと1分程度のものだったのが、5分の曲になるなどということは、これはなかなかたいしたもの。これを曲の成長というのかもしれない。
ENT>MUSIC>SONG>Brazilian Rhyme