【映画『グレン・ミラー物語』】
クラシック。
今度の日曜日に『ソウル・ブレンズ』内「山野ミュージック・ジャム」のコーナーで、グレン・ミラー・オーケストラのベストアルバムを紹介するので、久々に映画『グレン・ミラー物語』(1954年)を見た。
グレン・ミラーは、トロンボーン奏者として活動を始めるが、なかなか仕事がなく、いつも質屋に行ってはお金を借りていた。その頃の彼はなんとか自分の楽団のサウンドを作り上げようと必死になっていて、そのためにもっとも大事なことは編曲だと考えていた。周囲の力添えもあり、念願のグレン・ミラー・オーケストラを編成するが、幾多の苦労が待ち受ける。それでも、彼の夢は徐々に実現していく。
グレン・ミラーのサウンドは、いわゆるビッグバンド、オーケストラで、当時のもっともポピュラーなヒップなダンス・バンドだった。人々はみな、グレン・ミラーで踊っていた。「真珠の首飾り」、「ムーンライト・セレナーデ」、そして、「ペンシルヴェニア6-5000」などのヒット曲が次々と登場するが、これは、今で言うダンス・ヒットだ。
『グレン・ミラー物語』でグレン・ミラー役を演じるのはジェームス・スチュワート。強引に結婚を迫るところなど、なかなかほほえましい。いくつもの曲とそのエピソードなどもおもしろい。そして、霧の空港を小さな飛行機に乗って旅立つシーンは、余韻を残す。
グレン・ミラーは、1944年12月15日、イギリスからパリに飛行機で向かった。しかしその飛行機が消息をたち、結局、墜落し死亡したとされた。グレンはまだ40歳だった。音楽映画、伝記映画としても、クラシックと言える作品だ。
この作品は長さが90分余で、最近の映画と比べるとかなり短い感じがする。きっと、この映画を今リメイクしたら、120分くらいにはなるのだろう。今作るとしたら、誰がいいだろうか。30歳から40歳くらいまでの俳優ということになる。(演じる期間は20歳くらいから40歳まで) 奥さん役はキャメロン・ディアスやグイネス・パルトロウあたりでいいような気がするが、グレン・ミラー役がなかなか思い浮かばない。ジェームス・スチュワートが印象強すぎるからかな。(笑)
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