【平均年齢62.2歳、老練のサヴァイヴァーたち】
老練。
『ソウル・コネクション』中の月1コーナーのタイトルは、「ソウル・サヴァイヴァー」。ソウル・ミュージック界の偉人たちを紹介しているが、それとまったく同じ名前を冠するバンドが、このソウル・サヴァイヴァーズ。こちらは、ジャズ、ファンクのジャイアンツが集まったグループだ。
調べてみたら約2年ぶりのライヴ。レス・マッキャン、コーネル・デュプリー、チャック・レイニー、ロニー・キューバー、そして、今回はドラムスにバディー・ウィリアムス。彼らをして、その名はソウル・サヴァイヴァーズ。いずれも、老練熟練の達人たちだ。「ワン・トゥ・スリー・・・」のキューカウントさえいらないのではないかと思えるほどの、息のあいかげん。音楽という共通言語をおもちゃに、テーブルを囲んでディナーを楽しむように、その場をエンジョイしている。
7時開始だと思って7時少し前に行ったら、なんと6時半スタートですでに演奏が始まっていた。ちょうど流れていたのは、「イマジン」。
この演奏、パフォーマンスに対してもう言うことはない。今回のドラマーは、やはりヴェテランのバディー・ウィリアムス。ちょっとエディー・マーフィーを小太りにしたような愛嬌のある人物だ。最長老のレス・マッキャン69歳から、もっとも若いバディー52歳まで、平均年齢62.2歳だ。本当にソウルの世界を生き抜いている連中たちと言える。
アンコール前最後の曲で、レス・マキャンが渋い喉を聞かせた。曲名がわからなかったので、ステージを終え、客席に座っていた本人に尋ねた。「最後のひとつ前の曲はなんという曲ですか」 「あ、あれか、え~と、69年のアルバム、う~~んと、『スイス・ムーヴメント』の中に入ってる「コンペアー・トゥ・ホワット」という曲だよ」
今回もアンコールは、「ウェイ・バック・ホーム」。元々はジュニア・ウォーカー&オールスターズのヒットで、後にクルセイダーズなどもカヴァーしている名曲だ。FENの昔のソウル番組かなにかの後テーマにもなっていたような記憶がある。
ステージを降りる時もスタッフの手助けを借り、歩くのもやっとという感じだったが、レス・マッキャンの握手は実に力強かった。
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2003/03/09 (Sun)
Soul Survivors who make soul survive
前回のソウル・サヴァイヴァーズのライヴ評~ソウルを生きながらえさせる男たち
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200303/diary20030309.html
メンバー:
レス・マッキャン(キーボード、ヴォーカル)、
ロニー・キューバー(サックス)、
コーネル・デュプリー(ギター)、
チャック・レイニー(ベース)、
バディー・ウィリアムス(ドラムス)
Les McCann(key,vo),
Ronnie Cuber(sax),
Cornell Dupree(g),
Chuck Rainey(b),
Buddy Williams(ds)
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Setlist (imcomplete)
00.
00.
00. Imagine
00. Cold Duck Time (Les McCann)
00. Mercy Mercy Mercy
00. Compare To What (Les McCann)
Enc. Way Back Home
(2005年8月4日木曜、横浜モーションブルー・ファースト=ソウル・サヴァイヴァーズ・ライヴ)
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