【フェイト:R&Aアーティスト】
オルタナティヴ。
昨日モーションブルーでのKDのライヴになんとちらっとケイリブ・ジェームスが来ていた。ちょうど僕の席の真後ろで、何かの拍子に振り向いたらケイリブがいて、びっくりした。ガッツのライヴ以来だ。ガッツの時には、喉の炎症でまったく声が出せずに、筆談をしたほどだったが、この日は声が戻っていた。ただ、あと数日歌は歌えない、という。
ところが、ファーストの途中で彼は帰ったらしい。後で聞くと、その後ギグがあったので早めに出たとのこと。そんなこんなで、彼から昼間電話があり、今日、自分のグループ、フェイト(Phate)のライヴが四谷であるので来ないかという。初めての場所だが行ってみた。
フェイトに関しては、前々から聴いていた。4-5人のバンドでロック色でファンクの要素もあるサウンドという。この日は、ケイリブの声が完治していないので、メンバーとゲスト・ヴォーカルの鈴木桃子さんを大々的にフィーチャーすることになった。
全体的に感じたことは、オルタナティヴなロックでファンクの要素もあるサウンドだな、ということ。ベース(ロレンゾ)とキーボード(ケイリブ)が黒人、もうひとりのキーボード(ベン・フランクリン)はドイツ人、ドラムス(山田たつや)とギター(ディッキー福田)、そして、ゲスト(鈴木桃子)は日本人ということでちょっとした多国籍バンドだ。
ベースとドラムで作るリズムが意外とファンキーだが、その他のギターなどが作るサウンドがロック。このサウンドが出たら、レコードショップ(CDショップ)はどこの棚に置くか悩むだろう。なかなかこういうジャンルがない。従来のバンドで言えば、リプレイスメンツとか、ロマンティックスとか、インエクセスとかそのあたりを思い浮かべた。
そこで思いついたジャンル名! じゃじゃ~~ん! R&Bではなく、R&A! リズム&ブルースではなく、リズム&オルタナティヴ。リズムオルタナ、略して、リズオル。(そこまで略すな)
てな話をケイリブにしたら、彼はこう言った。「まだグループとしてのサウンドの方向性が決まっていないんだ。R&A? おもしろいね。僕らは最初、ロンク(Rock + Funk=Rounk)っていうイメージを考えたんだよ(笑)」 なるほどね。ベースのロレンゾはかなりファンキーなベースを弾いていておもしろい。ロンクねえ。なかなかのネーミング。
それにしても、ソウル・サーチンで聴かせるケイリブとはまったく想像もつかないタイプの音楽を聴かせる。ケイリブは引き出しが多いミュージシャンだ。
Setlist
show started 20:22
1. Better Place
2. Rubberman
3. Here And Now
4. Drive
5. Eletrified
6. Yellow Brick Road
7. No No No
8. Bugfood
9. Star
show ended 21:25
Phate:
Kaleb James, Dickey Fukuda, Tsuyoshi Yamada, Lorenzie, Ben Franklin, Momoko Suzuki,
(2005年7月22日金、四谷・ライヴゲイト=フェイト・ライヴ)
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