【フランクリンズ初ライヴ】
感謝。
島津山の瀟洒の一軒屋でおいしいハンバーガーを供して15年。フランクリン・アヴェニューが15年にして初めてのライヴ・イヴェントを行った。幸三さんのひょんな一言から始まったこのイヴェント。7月18日、海の日、無事終った。結局満員になってしまい、何人かのお客様は外のテラスでのお食事となってしまったが、とりあえず戻ってきたアンケートではよかったという声が多く一安心している。ご来場いただいたかた、ありがとうございます。
なんと40枚のアンケートが返ってきたのだが、これは驚異的。6割以上の方に書いていただいたことになります。ありがとうございます。イヴェント自体素晴らしかった45%、よかった50%、普通5%との結果。ライヴの評価も90%が好意的、さらにハンバーガーとドリンクへの評価は、素晴らしかった50%、よかった45%でさすが。
やってみていろいろ反省点もでたので、次回以降はさらにブラッシュアップしたものを試してみたい。やはり一番はステージの場所かなあ。今回はピアノの位置を動かさずにやろうということになったが、やはり次回はピアノをお店の中央に持ってきたほうがお客さんからすると見やすい。それと、席数の問題もある。お店が比較的ゆったりはしているものの、普段とは違うシーティングでけっこう入ってる感がある。外は食べるのには使えるが、ライヴも聞こえるが、集中して聴くことはできない。もっともおしゃべりしながら、BGMとして音楽を捉えるとなれば、外の席もとてもいい。例えば50名限定という考え方もあるかもしれない。ステージの場所とか、照明とか、いろいろ考えるときりがない。(笑)
とはいうものの、基本的にはおいしいものを食べて、そこに気軽な生の音楽があって、そして語らいがあるパーティーの雰囲気はとてもよかったと思う。それらがあれば、休日の夜は満ち足りるものになるだろう。やってるほうも、そして来て頂いた方も楽しんでいただければ、それでいい。
今、さきほどの同録を聴きながら書いてるが、お客さんの拍手の入ったライヴを聴いていると、いつの日にか『LIVE AT FRANKLIN AVENUE』なんてCDができればなどと思う。
演奏をしてくれた永田さん、西任さん、森田さん、中津留さん、そして、松本幸三さん、写真を撮ってくれたゆんこさん、CDジャケットのデザインをしてくれた栗原さん、CD焼きをすべてやっていただいた森下さん、そして、フランクリンのスタッフのみなさん、ありがとうございました。
最後片付けが終った後、幸三さんがもらした一言が印象に残った。「あんな一言(幸三さんが言った『バンドやりたいんだけど』)からでも、(こうして)できちゃうんだねえ」。
本日フランクリンズが披露した曲のリストと簡単な紹介をプリントしたものを、終演後お客様にお配りした。それをそのままご紹介します。
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SETLIST FOR FRANKLINS JAZZ & BURGER VOL.1
2005.07.18 AT 7025 FRANKLIN AVENUE, Shimazuyama, Tokyo
今日はようこそ、フランクリンズ・ジャズ&バーガーVOL.1へいらっしゃいました。お楽しみいただけたでしょうか。カーネギー・ホールを目指すフランクリンズが本日演奏した作品をご紹介します。
また、予約された方にお渡ししたCDは、当初、メンバーがこんな曲をやってみたいという候補としてあげた作品を集めたものです。その中から何曲かが選ばれ、そして、何曲かがこのCDに収録されていないものから選ばれました。
FIRST SET
1. Now’s The Time (Instrumental)
チャーリー・パーカーの作品。1945年に愛弟子マイルス・デイヴィスを加えてレコーディングした作品。ジャズの定番となり、後に多数のアーティストが録音した。
1. Close To You
名作曲家チーム、バート・バカラック&ハル・デイヴィッドが書いた作品。1970年に兄弟姉妹デュオ、カーペンターズがヒットさせ全米ナンバーワンに輝いた。
2. Cry Me A River
1953年アーサー・ハミルトンが書いた作品。同年ジュリー・ロンドンで大ヒット。その後多くのシンガーがカヴァーした。「あなたも泣いたというけれど、それなら、泣きなさい。私だって泣かされたんだから」という強烈なメッセージの作品。
3. Smile
チャーリー・チャップリンが映画『モダンタイムス』のために1936年に書いた作品。作詞はジョン・ターナー、ジェフリー・パーソンズ。1954年にナット・キング・コールの歌で大ヒットした。
4. Theme From Mahogany
ダイアナ・ロスが主演した映画『マホガニー』のテーマ曲。75年11月からヒットし全米ナンバーワンに。日本ではコーヒーのネスカフェのCMに長く使われて有名。
5. Shadow Of Your Smile (Instrumental)
1965年エリザベス・テイラーとリチャード・バートンが主演した映画『サンドパイパー』のテーマ曲。65年度のアカデミー賞主題歌賞、グラミー賞を獲得した。トニー・ベネットなど多数が録音。
6. Fly Me To The Moon
元々1954年にバート・ハワードという人によって書かれたが、63年ボサノヴァ調のジョー・ハーネルのヴァージョンが大ヒットした。その後カヴァー多数。
SECOND SET
1. On The Green Dolphin Street (Instrumental)
マイルス・デイヴィス、ビル・エヴァンス、ライオネル・ハンプトン、オスカー・ピーターソンなど多数のジャズミュージシャンに愛されているジャズの名曲のひとつ。元々映画『大地は怒る(Green Dolphin Street)』のテーマ曲をうまくアレンジして作られた作品。エラ・フィッツジェラルド、ダイナ・ワシントンなどヴォーカルものもあるが、ジャズインストものも多数。
2. Moonlight Serenade
1939年にグレン・ミラーが書いたクラシック。映画『グレン・ミラー物語』にも使われている。グレン・ミラー楽団のテーマ曲ともなった。
3. Over The Rainbow
1939年ミュージカル映画『オズの魔法使い』でジュディー・ガーランドが歌って大ヒットした。同年度アカデミー賞受賞。ジュディー・ガーランドのテーマ曲。レイ・チャールズの遺作『ジニアス・ラヴズ・カンパニー』にも収録されている。
4. The Look Of Love
1965年バート・バカラック&ハル・デイヴィッドが書いた作品。67年、ダスティー・スプリングフィールドのヴァージョンがヒット、その翌年セルジオ・メンデス&ブラジル66のものもトップ10に入る大ヒットとなった。映画『カジノ・ロワイヤル』にも使われた。
5. Someone To Watch Over Me
1926年にガーシュイン兄弟によって書かれた名曲。ジョージ・ガーシュインの伝記映画『ラプソディー・イン・ブルー』を始め多数の映画、ミュージカルなどに使われている。
6. My Favorite Thing
1959年オスカー・ハマーステインとリチャード・ロジャースのコンビによって書かれた名曲。同年のミュージカル、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の挿入歌。映画版ではジュリー・アンドリュースが歌った。
アンコール Night & Day
1932年にコール・ポーターによって書かれた作品。フレッド・アステアらが出たミュージカル『ゲイ・ディヴォース』で使われた。その映画版『コンチネンタル』(1934年)では、アステアとジンジャー・ロジャースが歌った。同名のミュージカル映画にも使用された。多数のカヴァーがあるが、フランク・シナトラのヴァージョンは特に有名。一時期、シナトラはこれをオープニングテーマにしていた。
本日の出演者=Franklins (フランクリンズ)
西任白鵠(にしと・あきこ)=ヴォーカル
永田ジョージ(ながた・じょーじ)=ピアノ
森田聡(もりた・さとし)= ベース
松本幸三(まつもと・こうぞう)=ドラムス
ゲスト:中津留哲志(なかつる・さとし)=サックス
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永田ジョージさんのブログ (すでに18日の記事です)
http://kamesan.net/blog/archives/2005/07/syncopationfran.html
西任白鵠さんのブログ
http://blog.so-net.ne.jp/acko/
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SETLIST
FIRST SET
show started 19.10
1. Now’s The Time (Instrumental)
2. Close To You
3. Cry Me A River
4. Smile
5. Theme From Mahogany
6. Shadow Of Your Smile (Instrumental)
7. Fly Me To The Moon
show ended 19.53
SECOND SET
show started 20.21
1. On The Green Dolphin (Instrumental)
2. Moonlight Serenade
3. Over The Rainbow
4. The Look Of Love
5. Someone To Watch Over Me
6. My Favorite Thing
Enc. Night & Day
show ended 21.08
(2005年7月18日月曜、フランクリン・アヴェニュー=フランクリンズ・ライヴ)
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