【ケイシー&ジョジョ・ライヴ】
熱。
元気なやんちゃ音楽大好き小僧、とでも呼びたくなるほどのはしゃぎぶりを見せ、体中に刺青をいれ、帽子をかぶり、ステージを右から左、左から右へと大奮闘し、セキュリティーに肩車させ、観客席を練り歩く。暑くなれば、シャツは脱いで上半身裸になり、下手するとズボンも下ろしそうな勢いを見せる。そんなステージでやりたい放題なのがケイシーだ。比較的落ち着いたスキンヘッドのジョジョとは実に対照的。
二人合わせてケイシー&ジョジョの約1年ぶりのライヴ。前回はジョジョが来ないというケチがつき、今回は特に新作もなく、来日時期としては決して盛り上がるタイミングでもないので、渋谷デュオが座席を作ってまあまあの入り。
前半は、ちょっとまったりして、のりが悪かったが中盤からかなり熱くなってきて、最後は一気に突っ走ったという感じ。今回の来日は1日2ステージをこなすというので、7時半の回と10時の回がある。しかし、ファーストでここまで燃焼して大丈夫だろうか、と思われるほど、後半は燃えていた。
ケイシーとジョジョ以外で、バックコーラス男性3人のうち一人がやたらうまかった。途中でソロをとったのだが、ルックスや声質的にあのアメリカン・アイドル出身のルーベン・スタッダードを思わせた。
前半、中盤、後半と3つのパートにわけた構成。中盤がジョデシー時代の作品。後半は、ボビー・ウーマックの大ヒット「イフ・ユー・シンク・ユアー・ロンリー・ナウ」、「テル・ミー・イッツ・リアル」など、相当熱い。洗練ではなく、熱唱。やんちゃシンガーが魂を込めて歌いつづけた。これは10分近くのロング・ヴァージョンになっていたが、後半はミディアム・テンポのジャズ調にアレンジし、ケイシー&ジョジョが一旦そでに引いた後、さきほどのバックコーラスの一人(ルーベン似)がソロで歌った。これがよかった。思わず立ち上がって、誰が歌っているのか確かめたほどだ。
後半たたみかけて観客を乗らせ、彼ら自身の熱さと汗を爆発させていた。
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ケイシー&ジョジョ 前回の来日ライヴ評。
2004年2月13日付け日記
K-Ci & Jojo Are Half Of Jodeci, K-Ci Is Half Of K-Ci & Jojo: Live At Shibuya Duo
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200402/diary20040213.html
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Setlist 1st
show started 19:43
01. It’s Me
02. Lately
03. Life
04. Stay
05. Come & Talk To Me
06. Forever My Lady
07. Feenin
08. Freek’n You
09. Get On Up
10. If You Think You’re Lonely Now
11. Tell Me It’s Real
12. All My Life
show ended 21:09
(2005年5月23日月曜ファースト、渋谷デュオ=ケイシー&ジョジョ・ライヴ)
ENT>MUSIC>LIVE>K-Ci & Jojo
イッツ・リアル [LIMITED EDITION]