After The Rain: Ai & John Legend Sing

【ジョン・レジェンド、アイ・ライヴ】

野外。

朝まで雨。午後から晴れるという天気予報だったが、果たして、夕方までには雨はあがった。日比谷の野外音楽堂での「アーバン・グルーヴ」というイヴェント。客入りは半分くらいか。出演アーティストは、順にノーバディーノウズ(Nobodyknows)、ピート・ロック、デフジャムのアイ(Ai)、そして、ジョン・レジェンドの4組だ。きっと、長く外にいたら寒いと思い、そこそこ暖かくしていったが、やはり正解だった。

アイは、今回はアコースティック・セット。パーカッション、キーボード、ギター、そしてヴァイオリンの4人にアイが歌う。8曲のセット、約52分。最後にやった曲で、今回初めて人前で披露するというゴスペル調の曲「アナザー・デイ」というのが、かなりよかった。これには、なんと11人の黒人シンガーをバックに従えて、アイが歌う。完全にゴスペルだ。これはインパクトがある。すでにシングルとしてリリースされた2曲と7月にリリース予定の新作アルバムに収録される2曲の計4曲を披露した。

そして、セット・チェンジを経て、ジョン・レジェンド。バンドメンバーに呼ばれてでてきたレジェンドは、ジーパンにシャツというかなりラフな服装。普通の人だった。

ドラムス、ギター、ベース、キーボード、DJ、そしてコーラスが二人、これにジョン・レジェンド本人がキーボードを弾きながら歌う。レジェンドが登場してしばらく、相当音響が悪かった。特にベースの音とおそらくドラムスのバスドラの音がわんわんこもってしまい、かなり厳しい。途中、レジェンドのソロ部分などはまったく問題なかったので、ミキサーの問題だろう。それと、ドラムスはかなりいい。音がこもっていたせいか、ベースがどうも今ひとつに聞こえた。

そんなサウンドの悪さも、レジェンドの声の前にはひれ伏しそうだ。特にキーボード1本で弾き語る「オーディナリー・ピープル」はなかなかのもの。彼の歌声に時折、サム・クック的なものを感じてしまうが、そんな雰囲気がこの曲では醸し出されていた。後半ベースとドラムスが入ってきたが、最後までキーボード1本のほうがよかったように思う。やはり彼はしっかり歌を聴かせる作品が抜群にいい。ストーリーテラーとしての魅力が大きいのだろう。

「アイ・キャン・チェンジ」に続いてのヒット・シングル「ユースド・タ・ラヴ・ユー」のドラミングは最高にかっこいい。

アンコールなしの53分。あっけなく終ったが、まあ、フル・ショウは明日に期待しますか。昨日は野外だが、今日はもっと狭い室内に舞台は移る。

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下記セットリストの「セルフィッシュ」はジョン・レジェンドのアルバム『ゲット・リフテッド』に入っていませんが、彼のオフィシャル・ホームページで聴くことができます。ここのpiano room というところへ。彼のピアノの弾き語りが聴けます。

http://www.johnlegend.com/index1.html

ジョン・レジェンドに関する記事

2005/03/18 (Fri)
John Legend: New Legend Of R&B
https://www.soulsearchin.com/soul-diary/archive/200503/diary20050318.html

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Ai Setlist

show started 19:04

01. Listen 2 Da Music
02. E.O.
03. Summer Breeze (new)
04. My Friend
05. Passion (new)
06. Life
07. Story (new)
08. Another Day (new)

show ended 19:55

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John Legend Setlist

show started 20:10

01. Prelude
02. Let’s Get Lifted
03. Alright
04. She Don’t Have To Know
05. Number One
06. Let’s Do It Again
07. Selfish
08. I Can Change
09. Used To Love U
10. Ordinary People
11. So High
12. Live It Up

show ended 21:03

(2005年5月7日土曜・日比谷野外音楽堂=「アーバン・グルーヴ」=アイ・ライヴ、ジョン・レジェンド・ライヴ)

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