ソウル。
フル・オブ・ハーモニーから、今度ははるばる横浜まで移動。モーションブルーにてガッツのバンド編成のライヴだ。着いたら、レンガ倉庫の上のほうから、すでにガッツの歌声が小さく漏れてきた。9時半を少し回っていた。港の向こうにはベイブリッジにきれいなあまり見たことがないネオンが点いていた。
中に入ると、なんとガッツはひとりでピアノを弾きながら歌っていた。「忘れもの」というバラードだった。よく声が通っている。そして、バンドが登場し、「アイム・ソー・プラウド」。この他に、カーティス・メイフィールドの曲は「ピープル・ゲット・レディー」「ムーヴ・オン・アップ」まで取り揃えてある。いやあ、このあたりのカヴァー、かなりいいですね。
2日間4ステージでだいたい30曲、ほぼダブリなしでやったそうだ。ベースの日野賢二のグルーヴ感が最高だ。マーヴィン・ゲイの「ワッツ・ゴーイング・オン」では、来年デビュー予定の新進気鋭の女性サックス奏者、小林香織が飛び入りで参加。イントロのサックスのところ、さらに途中も吹いた。女性のサックスというとまず浮かぶのがキャンディー・ダルファーだが、彼女も日本のキャンディーとしての期待が集まる。彼女は、ジャズというより、フュージョン系、さらにそれよりもっとソウルっぽいものが好きという。
最後の「ワッツ・ゴーイング・オン」の歌詞の部分を、日野賢二が「ガッツ・ゴーイング・オン」でやろうとうながし、それでコーラスになった。これはおもしろい。このあたりのミュージシャンシップはいい感じ。
スティーヴィーの「リボン・イン・ザ・スカイ」をギターを中心にやるというのもなかなか意外な感じ。ガッツは「ピープル・ゲット・レディー」を様々なヴァージョンでやる。これまでにも、ギター一本のアコースティック・ヴァージョンなどを聞いたことがあるが、今回はバンドで。これは、ガッツの18番だ。ほんとに歌い込んでるね。ソウル・サーチン・トーキングでカーティスをやる時にはぜひ、登場願いたい。
アンコールは、その場で決めた「ジャングル・ブギー」。のりのりで、さらにガッツのソロでオリジナル曲「メッセージ」を歌った。ガッツのソウル・カヴァーは、また年明けあたりに行われる予定だ。
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メンバー
GATS(vo) “Soul Session”
GATS(vo)、 松田 肇(g)、日野賢二(b)、ペニーK(key)、アーミン・リンツビヒラ(ds)、竹本一匹(per)
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ガッツ・ウェッブ
http://www.forlife.co.jp/gats/
http://www.gatstkbshow.com/ (工事中)
日野賢二ウェッブ
http://homepage1.nifty.com/live/kenji/
小林香織ウェッブ
http://home.q03.itscom.net/kaori
モーションブルーウェッブ
http://www.motionblue.co.jp
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Setlist (2nd set)
1. 忘れもの (Gats solo)
2. I’m So Proud
3. Love
4. Ribbon In The Sky
5. What’s Going On
6. People Get Ready
7. Move On Up
8. TKB
Enc. Jungle Boogie
Enc. Message (Gats solo)
(2004年11月22日月、横浜モーションブルー=ガッツ・ライヴ)
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