Joss Stone Showcase Live At Club Quatro

声。

2005年の正式の来日は中止になったが、とりあえず、新作を出してプロモーションということで、ショーケースライヴが行われたのがイギリスの注目の新人、ジョス・ストーン。

クラブクアトロは、かなり満員。ラジオ番組などで応募した一般の人と媒体関係者が多数つめかけていた。入口で、久々に音楽評論家村岡祐司さん、会田裕之さん、佐藤英輔さん、大伴良則さん、中川五郎さんなど多数に会う。

イントロはキーボード、ドラム、ギター、ベース、コーラス3人といった布陣のバンド演奏。そして、本人が登場した。写真やビデオで見るとおりの普通の女の子だ。声もあの声だ。ただ、あまり迫力がない。何かセーヴしている感じ。実は来日中止の裏には、喉にポリープができたとかで長期のツアーなどにドクターストップがかかっているという事情があるらしい。それで今日のライヴも、思い切りシャウトしたりはしないのかもしれない。心持ち、それにあわせてバンドの音も小さいような気がした。

彼女のライヴ・パフォーマンスを見ていて、ひょっとしてアレサと同じようなものがあるかな、と思った。それは、実はアレサも素晴らしいレコードをたくさん出しているが彼女はあまり多くのライヴはこなしていないので、「グレイト・シンガーではあるが、グレイト・パフォーマーではない」と言われることがある。ジョスのこのライヴを見て、ちょっとそのように思った。

ただし、彼女の声自体は素晴らしく、もっともっと聴きたいと思う。声、すべて声だ。また、作品がやはりいい。まだデビューしたてなので、ゆっくりとこれからを見守っていこう。

この日調子が悪かったのは、彼女が6曲目でやる予定だった「スポイルド」とアンコール予定曲「サム・カインド・オブ・ワンダフル」をやらなかったことからも明らか。ゆっくり静養し、次回は万全の体勢できてもらおう。そうそう、彼女のライヴの場合、スタンディングより、しっかり座って見たいかもしれない。

なお、来日中止に代わってというか、2004年9月アメリカ・ニューヨークのアーヴィング・プラザで撮影したライヴ映像のDVDが発売される。

『マインド・ボディー&ソウル・セッションズ/ジョス・ストーン』(東芝EMI・2005年2月9日発売) 

しばらくは、これでライヴの様子を堪能するとしようか。

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ソウル・セッションズ(CCCD)ソウル・セッションズ/ジョス・ストーン(CCCD)

Mind,Body&Soul(期間限定)(CCCD)Mind,Body&Soul(期間限定)(CCCD)
ジョス・ストーン
東芝EMI (2004/09/15)

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Setlist

show started 19:11
01. Intro
02. Super Duper Love
03. Jet Lag
04. Fell In Love
05. Running On Maybe
06. Less Is More
07. Right To Be Wrong
08. You Had Me
show ended 19:48

(2004年11月20日土曜、渋谷クラブクアトロ=ジョス・ストーン・ライヴ=ショウケース)

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