泣。
ガッツがソロ活動をコンスタントに続けているが、目黒のブルースアレーで約3ヶ月ぶりのライヴをやった。キーボード、ドラムス、ベース、ギター、これにガッツ本人という5人編成。オリジナル曲とカヴァー曲を適度に交ぜ合わせてのショウ。ちょうどこれくらいのバランスがいいかもしれない。ちなみにベースは日野賢二。ファンキーな土台を見事に作り上げる。
バンド・サウンドとしてもまとまってきているし、ガッツの歌への思いがリスナーにしっかり伝わってきていることが感じられる。
オープニングから「チェンジ・ザ・ワールド」、「サムデイ・ウィル・オール・ビー・フリー」、「キャント・ハイド・ラヴ」とカヴァー3曲。そして、オリジナルの「いつまでも」、新曲の「ありがとう」へ。このあたりのオリジナルもなかなかいい感じ。「ありがとう」をやっているときにギターの弦が切れ、それを直す間、バンドと適当に音を出しているときに、ふと「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」のフレーズを歌った。
ファースト最後の「コミュニケーション・インジェクション」では、日野のベース・ソロがめちゃくちゃかっこよかった。元気のいいチョッパーは、かつてのルイス・ジョンソン、ラリー・グラハムばりだ。
セカンドセットのオープニングは、ラジオ番組のリスナーからのリクエストということで、なんと、ベイビーフェイスの「ザ・デイ」。アルバムに入っている作品で、ベイビーフェイスが初めて子供を授かった日のことを歌った名曲だ。これを選ぶこと自体がすばらしい。やはり、ガッツはその声がいいから、こうじっくり歌いこむ曲がどんどんよくなっていく。
4曲目が終ったところで、この日遊びに来ていたミュージシャン仲間をステージに引き上げて、「ホワッツ・ゴーイング・オン」をやった。たまたま一緒になった毎度おなじみケイリブ・ジェームス(キーボード)、コーラスで鈴木桃子さん(コーザノストラ)、シャンティなどがステージにあがり、みんなで歌った。(なお、シャンティは4月8日金曜に目黒の楽屋=「ソウル・サーチン・トーキング」を行った会場=でライヴやります)
そして最後はカーティス2曲。「ピープル・ゲット・レディー」と「ムーヴ・オン・アップ」。みんな立ち上がって大盛り上がりになった。そして、アンコールの2曲は「こんなにも君が」を二人で、最後の「メッセージ」をガッツひとりのギター弾き語りで歌った。この2曲では、観客席で泣いている人がいた。ライヴ後に会ったガッツは「ある人に、ガッツの歌で(人を)泣かせられるなら、泣かせなきゃだめだ、と言われたんです」と言った。確かに彼の歌は観客を泣かせられるものを持っている。いい雰囲気のライヴだ。
Setlist
First Set show started 19:47
1. Change The World (Eric Clapton)
2. Someday We'll All Be Free (Donny Hathaway)
3. Can't Hide Love (Earth Wind & Fire)
4. いつまでも(新曲)(オリジナル)
5. ありがとう(新曲)(オリジナル)
6. アラウンド(日本語オリジナル)
7. Communication Injection (オリジナル)
20:42
Second Set
1. The Day (Babyface)
2. ガラス(オリジナル)
3. Are You Happy (オリジナル、新曲)
4. ジャーニー (オリジナル)
5. What's Going On (Marvin Gaye)
6. Dear My Friend (オリジナル)
7. People Get Ready (Curtis Mayfield)
8. Move On Up (Curtis Mayfield)
9. TKB (オリジナル)
encore こんなにも君が (オリジナル)
encore メッセージ (オリジナル)
show ended22:49
(2005年2月28日月曜、目黒ブルースアレー=ガッツ・ライヴ)
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