NO.249 |
2003/05/09 (Fri) |
Miracle: Don't show up with old name |
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「昔の名前で出ていません!!」 六本木のソウルバー「テンプス」が2002年12月で閉店して以来、同店オウナーの川畑さんが次に出す店が注目されていましたが、去る4月25日、赤坂に新しい店、その名も「ミラクル」が開店しました。冒頭のキャッチは、その新しいお店のフライヤー。 「一から出直そうと思って」と川畑さんが言います。30坪ほどあったテンプスから20坪のミラクルへ。若干こぶりになったミラクルはこじんまりと、インティメートな雰囲気になりました。約40席のお店は、業界用語でいう「居抜き」。つまり、前にやっていたお店の椅子や内装をそのまま使って、新しい店を営業するスタイル。 どうやら、以前はカラオケかなんかがあって女の子がいるお店だったようです。そこにDJブースを備え付け、内装に若干手をいれ、あっという間にソウルバーになりました。大きなファンカデリックのボードがソウル度を高めます。 当分は川畑さんを含め3人+DJの態勢で行くそうです。ほぼ1万枚近いレコードはなんとか棚を作って、収めました。昔の名前で出てはいませんが、ドリンクの下に置かれたコースターはテンプスのもの。このあたりに、歴史を感じる人もいるかもしれません。 「ピープル・ゲット・レディー」(インプレッションズ)から、キャンディ・ステイトン、ドロシー・ムーア、OVライトの「ザッツ・ザ・ウェイ・アイ・フィール・アバウチャ」、「ミー&ミセス・ジョーンズ」、モジュレーションズなど、じっくり、しっとり、とろけさせてくれたのは、レギュラーDJキヨミさんでした。 トイレにびったり貼られたモノクロのノーマン・シーフなどの写真を見ると、ソウルアーティストは、モノクロのほうが映えるかななどとも思ってしまいます。で、ふと気づいたのが、テンプスの天井を飾っていたレコードジャケットがふんだんに印刷されたパネルがないということ。 あれ、どうしたんですか? 「(テンプスに)置いてきちゃいました」と川畑さん。「えええ?? うっそ〜〜〜。もったいない。欲しいなあ」 「みんなに言われるんですよ」 ラヴィン・パワー、テンプス1、テンプス2、下北テンプス、ヒップホップなどを経て登場したミラクル。川畑さんのソウル店の歴史の新たなる1ページが開かれました。 ミラクル 2003年4月25日オープン 港区赤坂2−14−12 赤坂井上第一ビル2階 03-3589-5014 8時から朝5時まで 日曜定休・祝日は営業 チャージ500円、ドリンク700円〜 (行き方) TBS前赤阪通りを、外堀通りのほうからきた場合、国際ビルの手前、スターバックスのあたりの道を左折。そのまま行き、突き当たりの道を左折。すぐに左側に車の通れない細い道があります。そこに左折してはいり、つきあたりの右のビルの2階。ちょっとわかりにくいです。 |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |