NO.225 |
2003/04/15 (Tue) |
Chic Chic Chic |
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「オレは東京がファンキーか確かめたいんだ。もしみんなが気持ちよかったら、『ホー』っと言ってくれ!」 ナイル・ロジャースが、叫びます。「セイ・ホ〜〜〜」 「ホ〜〜〜」(観客) 「ブルーノート・イズ・ファンキー!」 今までのどのアーティストよりも、ブルーノートがダンス・クラシックになった夜です。シックのナイル・ロジャースが、仲間のミュージシャンを引き連れてど〜〜んと躍らせるライヴをかましてくれました。ステージにトランペット、サックス、コーラスなどを含めて10名。 いきなり「おしゃれフリーク」で幕をあけたステージは一曲スローの「アット・ラスト・アイム・フリー」(アルバム2作目『セ・シック(邦題、おしゃれフリーク)』に収録)を除いて、ダンスヒットばかり。「セ・シック」では、延々とメンバー紹介をします。バックコーラスは、ひたすら「シック、シック・・・」と歌います。 「テナーサックスは、オハイオ出身のビル! そう、グッドモーニング(オハヨ〜)の国からやってきたんだ。このバンドは、インターナショナルなバンド。ニューヨークからの者、ノース・キャロライナからの者、プエルトリコからの者、そして、彼は〜〜」とビルを指差すと、観客から「オハヨ〜〜」! 「彼とは、もう十代の頃から知ってる」 こう解説しながら紹介したのはドラムスのオマー・ハキム。「彼は、これまでに、マドンナやスティングや、デイヴィッド・ボウイ、ウェザー・リポートなんかと一緒にプレイしてきた。だが、彼が一緒にプレイした最大のスターは・・・」と言って、一息つくと、「ナイル・ロジャースだあ!」と言い放ちます。 そして、ベースのジェリー・バーンズとギターのナイル・ロジャースのバトルは壮絶ですばらしかった。もうちょっと見たかったな。 ダイアナ・ロスでヒットした「アップサイド・ダウン」、「アイム・カミング・アウト」、シスター・スレッジの「ウィ・アー・ファミリー」、「グレイテスト・ダンサー」なども披露し、アンコールでは、「グッドタイムス」の途中に「ラッパーズ・デライト」をいれてラップまでして見せるサーヴィスぶりでした。 ブルーノートがファンクとダンスクラシックに染まったグッドタイムスな92分でした。 (2003年4月14日から19日まで東京ブルーノート) |
Diary Archives by MASAHARU YOSHIOKA |